湿潤療法(創傷治療)

湿潤療法とは?

湿潤療法(しつじゅんりょうほう)とは、別名モイストヒーリングとも呼ばれ、すり傷や切り傷、床ずれ、軽度のやけどに有効な治療方法です。傷口を消毒してガーゼで乾燥させるのではなく、傷口を水道水で洗い流し、湿らせた状態のまま「被覆材(ひふくざい)」と呼ばれるシートやフィルムなどでピッタリと覆います。そうすることにより、傷口からジュクジュクと染み出てくる「浸出液(しんしゅつえき)」が傷の修復を促進させ、従来よりも早い回復が見込めるのです。また、かさぶたを作らないため傷痕が目立たない・消毒液を使用しないため痛みが少ない・基本的に健康保険が適用できるため治療費が安いなどのメリットもあります。

湿潤療法に不向きな場合

以下のような場合は湿潤療法の守備範囲外の可能性が高いです。一度受診されることをおすすめします。

  • 傷口を数分おさえていても血が止まらない傷
  • 水洗いでは取れない土砂や木屑など異物が入り込んでいる傷
  • ギザギザに裂けたような傷
  • 異物が深く刺さっている傷
  • 傷口から骨や腱が見えていたりあるいは露出していたりする深い傷
  • 虫などに刺された傷
  • 犬猫などの動物に噛まれた傷
  • 傷の周囲が赤く腫れている、熱を持っているなど、すでに化膿している傷
  • 広範囲あるいは深いやけど
  • 傷跡が残りやすいケロイド体質の方

湿潤療法の注意点

湿潤療法は、傷の大きさや程度によっては、家庭でも実践することが可能ですが、必ず傷の状態などを確認するようにしましょう。特に抵抗力の弱いお子さんや年配の方は、一度病院で診察を受けてから家庭での治療に入ることをおすすめします。

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